好きなメーカーを選ぼう！『浴室乾燥機』

浴室乾燥機でできること

◆換気扇ではなく浴室乾燥機にするメリットとは？

・湿気を素早く取り除く：換気機能は空気を排出するだけで、湿気を取り除くのに時間がかかります。浴室乾燥機は『換気+温風』のため、湿気を素早く取り除くことができ、カビの発生を防ぎます。
・洗濯物を乾かす：浴室乾燥機を入れる理由で最も多いのがこちらではないでしょうか。外干しをあまりしたくないけれども、室内にずっと干しているのもいやだ、そんな家庭にぴったりです。
・入浴前に浴室を温めることができる：とくに冬に、寒い浴室でおこるヒートショックが問題になることも多いですが、浴室乾燥機の温風機能があれば安心です。

◆デメリットは？

・電気代/ガス代がかかる：電気の場合、使用する時間などによって料金が異なります。ガスは、電気と比較すると安い傾向にありますが、季節によって異なります。
・こまめなお掃除が必要：浴室乾燥機のフィルターにはホコリや汚れが付着しやすくなっているため、定期的に掃除することが必要です。常にきれいにしておくことで、電力消費を抑えることができます。

濡れたものを完全に乾かすには非常に大きなパワーを消費するので、室内干しとうまく組み合わせたり、入浴後はおおかた水滴をふき取ってから乾燥機を回したりして工夫するといいでしょう。

浴室乾燥機 メーカー選びのポイント

◆サイズについて

浴室乾燥機の天井開口寸法は、基本的には410mm×285mmが標準サイズで、各メーカーとも共通です。そのため、現在お使いの浴室乾燥機または新しく入れるユニットバスと、必ずしも同じメーカーへの交換を行う必要はありません。また開口寸法が異なる場合でも調整することが可能です。

◆電気？ガス？

「乾燥」とは「換気」+「温風（暖房）」です。つまり「乾燥」機能は単独で備わっているわけではなく、「暖房」と同時に「換気」を行うことで、湿気を排出し乾燥する仕組みです。浴室暖房乾燥機を比較する場合、その能力は「暖房能力」で比較するのが分かりやすいでしょう。

乾燥・暖房能力で言うと、ガスのほうがパワフルで、短時間で暖め・乾かすことができます。もし現在ガス式浴室乾燥機が設置されている場合は、そのままガス式を引き継ぐのがいいでしょう。
電気式からガス式に変更する場合は注意が必要です。というのも、ガス式は専用給湯器で温めたお湯を循環させることによって熱を放出し、屋内の暖房乾燥機本体から温風が出る仕組みになっています。そのため給湯器ごと交換する必要があります。
それと比較して、電気式は専用給湯器は必要なく、本体のみの設置で工事が完了します。

◆機能の違い

ほとんどの浴室乾燥機には、"衣類乾燥"、"暖房"、"換気"、"涼風"、"24時間換気"といった5つの基本機能が備わっており、これらの性能においてはメーカー間の大きな差は見られません。
それぞれのメーカーが特色を出しているのは、上記の5つの機能に加え、追加で搭載されている機能の部分です。

≪電気式≫

【Panasonic】
ナノイー搭載カビシャット暖房換気乾燥機で、空気中のカビを抑制します。

雨の日でも洗濯物をたっぷり乾かせる「カビシャット暖房換気乾燥機」

バスルームの湿気を自動で検知してかしこく乾燥します。

≪ガス温水式≫

【ミストカワック（大阪ガス）】
本格的なミストサウナ入浴でしっかり発汗。体の芯からしっかりすみずみまであたたまるので、入浴後もあたたかさが持続します。
乾燥機能ではガスの力ですばやく衣類を乾燥できます。

【Rinnai】
ミストサウナ機能に加えて、プラズマクラスターイオンで空気中に浮遊するカビ菌を除去します。

浴室の換気暖房乾燥機のメリットとデメリットや選び方のポイントをご紹介しました。熱源の種類や搭載されている機能の違いで、製品は多岐に渡ります。

自分の好みや用途に合った製品を上手に活用することで、浴室を清潔に保ち、安全で快適性の高い空間にしていきましょう。