リフォームの裏側徹底レポート【2】解体

サンリフォームの社員が自宅をリフォームする事に。数々のリフォームに携わって来た、リフォームのプロならどんな事にこだわるのでしょうか?工事前から完成までの一部始終を徹底的にレポートしていきます。

▶前回までの様子は…『リフォームの裏側徹底レポート【1】工事前~養生・解体』

解体作業が完了しました!壁を取り払ったマンションはどんな姿になったでしょうか?

壁が取り払われ、スケルトン状態になりました。構造上取り除けない柱や梁だけは残っています。

スケルトン状態でポイントをチェック!

【check1】広くなったリビングに合わせ、エアコンを追加

4DKだった間取りが1LDKになり、リビングが広くなる分エアコンが一つでは足りなくなりました。

以前からあったエアコンの配管をそのまま利用し、補助的なエアコンを追加します。

このエアコン配管穴をリビング側に残し、配管穴ギリギリに間仕切りを造作してリビングと寝室をわける間取りにしています。

【check2】不要なスペースを活用してトイレを広く

玄関横の給湯器スペースには、以前は電気温水器が設置されていました。マンションの大型工事で給湯器に変えた事で、無駄なスペースがありました。

トイレの後ろの配管スペースも必要以上に空間があったので、配管を振替え、トイレを後ろ側に移動。

社員宅では、無駄なスペースは極力なくし、空間を生かして、トイレスペースを広げる事にしました。

【check3】既存利用する壁もあり

浴室はサイズ1116(1100×1600mm)が設置されていました。浴室周りの壁そのものは広げず、ワンサイズ大きい1216(1200×1600mm)を設置します。

なのでここの壁だけは残し、既存利用します。

【check4】段差解消は優先順位を考えて

マンションだと配管を浴室の下に通すので、浴室は約15㎝~20㎝の段差が出来ます。この洗面~浴室への段差を無くしたい場合は、他の部分(玄関~廊下・廊下~洗面等)の床をあげる方法もあります。

社員は浴室出入口の段差は気にならないという事で、段差は残す事にしました。生活する上での優先順位を考えて、コストを削減となりました。

【check5】古い配管は取り替えます

築年数のあるマンションだと給湯管が錆びやすい銅管の場合があります。錆びていると少しの振動や穴で漏水が発生する事も。

スケルトンリフォームだと取り替えが可能なので、全て樹脂管や塩ビ管に取り換えます。

現地調査で現在がどの状態なのかも調査して、取替をご案内することもあります。

【check6】構造上出来てしまうでっぱりは?

この住まいではキッチンの換気扇ダクトが玄関側に抜けています。ダクトは天井裏に隠すことが多く、梁を貫通していない場合、梁下にダクト通す為、梁部分が下がってきます。
梁が下がってきた部分は、使えないスペースが出来ます。

この空間にはパントリーを設置。食品ストック庫にして、天井の出っ張りが気にならないスペースにします。

【check7】インターホンの取り換えの時注意

社員宅のインターホンは築年数も古く、管理人室とも繋がっていないタイプでした。

管理組合には事前にインターホンの交換を相談し、新しく交換しました。

最近のマンションではオートロックが関係しているインターホンが多くなっています。

その場合、既存のものを利用する必要があり、管理人や管理組合と相談して新たな場所に移動させます。

マンションによって適宜適切な工事が必要となる個所です。

【check8】解体してから分かった事

解体してから判明した事に、壁の予定外の段差がありました。

メインとなる壁の場合は、壁の面を面一になるよう、合わしてからクロスを貼る必要があります。

社員宅の場合は収納設置場所の為、段差がある壁が隠れるので、そのままにしました。

このように解体してから分かる事があるので、想定外の問題にも柔軟に対応してリフォームを行います。

【check9】断熱材の入れ方

築年数が古いマンションには、クロスの下地が”コンクリート”と”木軸で下地を作った壁”の両方が混在している可能性があります。

コンクリートに直接クロスを貼っている部分は、外壁との寒暖差で結露が出来きやすくなります。

特に北側の部屋にある収納内部がコンクリート下地の場合、結露が発生しやすくなります。

結露・省エネ対策として、リフォーム時に新たに壁を作ることがあります。

社員宅は断熱材が入っていない壁の為、コンクリートとの間に断熱材をいれました。

【check10】和室を洋室にするには下準備が必要

マンションの和室には、畳を撤去すると、コンクリート下地が水平になっていないことがよくあります。

和室の中心部に向かって約1~2cm不陸(ふりく)があることも!

そのままフローリングを貼ると、家具を置いた時に傾く原因となります。

和室からフローリングを貼る場合、この段差を解消するために左官工事をします。

間取り変更をする場合は、和室の間仕切り・建具を撤去した部分も段差に注意が必要です。

解体によって大量に出る廃材はどうするのでしょうか?

サンリフォームでは解体で出た廃材の撤去を回収業者に委託せず、自社で廃材の種類ごとに分別しています。

分別した廃材は回収用の自社トラックで運搬し、ごみステーションへ直接持ち込みます。
地球環境に配慮した自社収集で廃材処分費が抑えられ、お客さまにも還元が可能になりました。

塵やほこりが舞う廃材の運び出し。最後にはマンション共用部の掃除も念入りに行います。

▼徹底レポート!を動画でも是非ご覧ください

次回はいよいよ壁の設置!見た目がガラッと変わって、一気に完成に近づきます。

引き続き経過をレポートしていきます!

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