北欧×昭和レトロで懐かしさに包まれるお家

「北欧×昭和レトロ」のコンセプトと、お施主様が作っておられたスクラップブックをもとに、
打ち合わせを進めていきました。

ヘキサゴンのモザイクタイルや、塗装したゴム集成材を使った造作洗面台。
置くもののサイズに合わせて造作した棚や、広々としたシンク、約130cmのワイドなカウンターが自慢です。

ヘリンボーン柄のクッションフロアが素敵なトイレ。
シックなアクセントクロスの中には、実はムーミンのキャラクターたちがひそんでいます。

もともと半畳分ほどの広さだった玄関は、約２畳分ほどの玄関土間へひろびろと拡張。
シューズインクロークにはたっぷり収納できるよう可動棚も設けました。
靴やキャンプ道具、ゴルフバックのサイズを考慮して設計してあるのでスペースに無駄がありません。

リビングの床は学校の教室のような、無垢のパーケットフローリング。
室内窓も、木枠とガラスの素材のレトロ感にこだわりました。
室内窓の向こうの和室はフリースペースとして使用されるご予定とのこと。
LDKの気配が感じられる、落ち着く空間になりました。

リビングに高さのある家具を置かなくてもすむよう、そばにファミリークローゼットを設けました。
棚の奥に見えるウィリアム・モリスのアクセントクロスがとても映えますね。

キッチンからパントリー、そして洗面室と玄関へ続くスムーズな家事動線。
パントリーには、お施主様のコレクションのかごがずらりと並びます。
壁はマグネット素材になっているので、書類を貼ったりとご家族で便利に使えます。

キッチンはセミオーダーのⅡ型キッチン。
大人二人が入っても余裕のある広さと、オープンタイプの明るいキッチンが叶いました。
やさしい木の素材や、選び抜かれたかわいいタイル、真鍮の取っ手にも注目です。

照明器具もほぼお施主様支給、ブラケット照明にペンダント照明、取り付けやサイズ感も事前にお打ち合わせしてから購入を決定されました。天井に埋め込むタイプのダウンライトではなく、電球にすることによって光そのものの柔らかさが伝わるよう工夫されています。

細部にわたるまで理想が詰まった、すてきなお住まいが完成しました。