家族が自然とつながる住まい

「すべてがお気に入りです」と施主様におっしゃっていただいたリノベーション！

購入された中古マンションの既存部分をなるべく生かしつつ、新しくする部分とうまく共存させたいというご希望を伺うところからスタートしました。

廊下に配置した洗面台は、奥行きがスリムなタイプのものをセレクト。
家の真ん中に洗面スペースを持ってきたことで、身支度しながら家族の様子を見守れるようになったと笑顔で仰っておられました。
もともと浴室のとなりにあった洗面室は、洗面台を移設することによって大容量の収納スペースに。
乾燥まで済んだ洗濯物をここで畳んで可動棚に収納まで、一部屋で完結できるようになりとても家事がはかどるようになったと喜んでいただいています。

トイレは、掃除がラクチンなフロートタイプを採用。
施主様が気に入られた模様の床材に合わせ、天井や壁も床材に合うものを選んでいただきました。

リビングは、お部屋全体にダクトレールを通し、照明器具を好きな位置に付けていただくことが可能に。
床は、フローリングではなく、フロアタイルという硬質の塩ビ材でお手入れしやすい素材を採用しました。ヴィンテージ感のあるリビング扉と、とても相性が良いですね。

リビングからみると洞窟の中にキッチンがあるような雰囲気になっていて、お料理に集中できるようほどよく仕切られております。
ご主人様がこだわりのお料理を作られるとのことで、個室感を強くしたつくりにしました。

「本当につくってよかったです！」と仰っていたワークスペース。
カウンターデスクと棚板を作りつけ、マグネットに対応できる壁を採用しました。
お子さま関係のプリント類も整理しやすくなり、ご夫婦とも在宅でのお仕事もはかどっているそう。

和室の上部窓は既存のまま黒く塗装し、窓の下にあった建具を撤去することで、リビングと一体的な空間になりました。
木枠を塗装したことで、テーマである「大正ロマン」の世界観を感じる空間に。

もう１つの和室は洋室にリフォームしました。
もともとついていた扉から、２枚引き込める扉に変えたことで、めいっぱい開口をとれるようになり、リビングとも自然につながるお部屋に。

広いマンションでもリビング中心に家族みんながつながれる、そんな住まいが完成しました。